ABOUT
【ものづくりに対する考え方】
ものには愛着を。日常に革を。
日々の変化に楽しさを。
「レザーが好きで、シンプルが好き。ちょっと変わったアイデアも好き。」
そんな人のライフスタイルがより楽しいものになるようなデザインの追求をしています。
【革の魅力とは?】
ひとくちに「革」といっても、その種類は本当に様々で、動物の種類、年齢、部位や原産地の生育環境に加えて、それを鞣し加工する業者「タンナー」の個性、国民性、鞣しに使用する薬剤、工程、加工方法などにより更に幅広く素材展開が為されています。
主にわたしが選ぶ素材として、世間一般で「タンニン鞣し」と呼ばれる天然の薬液のみで鞣し加工されたそれは、堅牢さを兼ね備えながらもとてもしなやか。使う人と共に"経年変化=成長"していく、使う人のライフスタイルに長く寄り添える素材であると確信しています。
手触り、風合い、質感、艶感、固さ、色合いなど好みは人それぞれ。
使いたいデザインに、使いたい素材を掛け合わせる。更にそれを長く使い込む事で、唯一無二の愛着を引き出せるのが皮革素材の大きな魅力のひとつであると考えています。
【ものづくりの追求、全てはクライアントの個性に】
結論からお伝えすると、c/allは既出のレザーブランドのように工場で大量生産などはしておりません。
その多くのアイテムは一点物で、素材の選定、革の裁断、縫製など全ての細かい工程のひとつひとつを完全手作業で行っています。
面白みのある、クライアントに寄り添った唯一無二のレザーデザインが手渡せたら、それはお互いにとってとても価値のある喜びに変わるのではないか?いつも考えます。
目的は「財布を売る」というよりも「その人の個性の一部分になること」。
時間をかける事で「時間と共に愛着が湧く」
そんなレザーデザインを常に楽しみながら追求しています。
何より、幾ばくかの工程を経て製作されたデザインが、使う人の生活に少しずつ馴染んで充実していく様を見ているのが好きなのかもしれません。
【世界にはまだまだ面白い素材がたくさんある】
現段階で個人的に気に入って多く用いている素材というのはあるものの、定番の素材に起用するかどうかなどは特に決めてはいません。それは、まだまだ自分が知らない魅力ある素材がある可能性を考えいるからで、国内外問わず上質な素材があれば逐一取り入れて試行錯誤しています。
タンナーさんの想いや、素材を取扱う卸屋さんからも色々な話を聞いて、実際に手に取って触ってみた直感やアイデアを膨らませながら素材を選択しています。
今後も刃を研ぎ澄ますかの如く常に素材の追求をしていこうと考えております。